【概況】
8月の届出は285件で前月(365件)を80件、前年同月比(369件)を84件とそれぞれ減少となった。
今年に入ってから件数は低迷してきたが、当月は300件を割る状況で、建設不況の深刻さを浮き彫りにした。
ファンドバブルを背景に好調に推移してきたマンション建設、投資家向けのワンルームマンションも減少し、建築基準法の改正、金融機関の不動産関連融資審査の厳格化からマンション市況にも陰りが見える。
用途別の構成比は、マンション46.3%(前月42.5%)、住宅28.1%(同32.9%)、事務所ビル8.1%(同9.3%)、その他17.5%(同15.3%)である。
【延べ面積別】~1000㎡未満が62.1%占める
延べ面積1000㎡未満は、前月(244件)を67件下回る177件で、全体の62.1%(前月66.8%)を占めた。
延べ面積1000㎡未満のマンションは前月(86件)より23件減少の63件、同1000㎡以上5000㎡未満(65件)も4件減少の61件であった。同5000㎡以上のマンションは資金力のある大手デベロッパーの土地仕込みから前月より4件増加の8件であった。
延べ面積5000㎡以上のオフィスビルは6件と前月(10件)を下回り、オフィスビルの建設投資減退が予想される。
【地区別】~都心10区、前月を26.9%下回る
23区中17区で前月を下回り、都心3区(※1)では28件(前月29件)にとどまった。
都心10区(※2)でも前月の130件から2ケタの95件に落ち込み、ファミリーやワンルームマンションの建築が多い墨田・渋谷・豊島区では前月の2ケタから1ケタ台と大幅に減少した。
その他地区でも前月の235件から190件とおしなべて減少した。
※1 都心3区:千代田区、中央区、港区
※2 都心10区:都心3区、新宿区、文京区、台東区、
墨田区、江東区、渋谷区、豊島区
千代田区丸の内1丁目4番地区は東京の金融中心街で、当計画は「三菱UFJ信託銀行本店ビル」、「東銀ビルヂング」、「住友信託銀行東京ビル」、「三菱UFJ信託銀行東京ビル」を一体的に建て替える計画である。
届によると敷地面積は8033㎡、建物は地上27階、地下4階、高さ155mで建物の延べ面積は14万1000㎡の超高層ビルとなる。用途は事務所、店舗、駐車場で着工予定は2009年6月、竣工予定は2011年9月で、設計は(株)三菱地所設計である。
道路を挟んだ北側には「みずほ銀行大手町本部ビル等建替え事業」(地上39階、解体工事着工予定:2009年、竣工予定:2014年)があり、これらが完成すると「丸ビル」から北に一直線に高さ140m~200mまでの超高層ビルが5棟並ぶ壮大な景観になると見られる。












