【概況】
9月の届出は前月と同数の285件で、前年同月(326件)より41件の減少となった。
金融機関の不動産関連融資の厳格化、米国発金融危機の影響により、今後もマンション建築の増加は望めそうにない。一昨年前まで新興不動産業者のマンションの建築が堅調であった新宿・台東・江東各区も大幅に減少し、マンション届出減少が顕著に表れている。
用途別の構成比率はマンション42.1%(前月46.3%)、住宅30.5%(同28.1%)、事務所ビル9.1%(同8.1%)、その他18.0%(同17.5%)である。
【延べ面積別】~1000㎡未満が61.0%占める
延べ面積1000㎡未満は前月より2件減少の175件で、全体の61.0%(前月62.1%)を占めた。新興不動産業者が得意とする延べ面積1000㎡未満のマンションは前月より15件減少の48件、同1000㎡以上5000㎡未満も4件減少の57件(前月66件)であった。
延べ面積5000㎡以上のマンションは大手デベロッパーの長期的な計画から15件と前月比7件増となり、資金力のある旧財閥系の大手デベロッパーと新興不動産業者との格差が見られる。
延べ面積5000㎡以上のオフィスビルは8件と前月を2件上回り、同1万㎡以上の物件が5件あった。
【地区別】~都心10区、前月のほぼ横ばい
都心3区(※1)では港区で2ケタに復調する18件となった。下記の概要物件のほか「国際医療福祉大学三田新築工事病院(仮称)」(延べ面積3万6150㎡、着工予定2009年3月、竣工予定11年3月)、「港区立芝浦小学校・幼稚園(仮称)」(同1万4909㎡、同09年4月、同10年9月)、「虎ノ門1丁目計画(仮称)」(同1万2551㎡、同09年2月、同10年3月、建築主:東京急行電鉄(株))等で、都心3区では前月(28件)より4件増の32件であった。
都心10区(※2)では、新宿・台東区が前月より半減したが、渋谷区で店舗・住宅が前月約3倍増の22件、結果同地区では前月より1件上回る68件となった。
その他地区では住宅建築が多い大田・世田谷・練馬各区で総じて減少傾向にあり、前月(190件)を5件下回る185件となった。
※1 都心3区:千代田区、中央区、港区
※2 都心10区:都心3区、新宿区、文京区、台東区、
墨田区、江東区、渋谷区、豊島区
中央区晴海三丁目に新たに建築の届出が提出された。同地区では建築主がUR都市機構の「晴海三丁目西地区(再)A1街区」(49階建て)が一足先に着工(竣工09年11月)されており、これに続くもの。
届出によると延べ面積は17万7000㎡、地上51階、地下1階で最高の高さは179.95mとなる。「A2街区」「A3街区」は分譲住宅で、建築主は住友不動産(株)、同社が得意とするツインタワーで建てられており、建築基準法上では1棟の扱いと見られる。












